高齢者の一人暮らし、毎日の防犯はカメラが安心。防犯カメラの最適な設置場所は?

2023-06-09

■ 高齢者が被害者となる犯罪の推移

法務省の「令和2年版 犯罪白書」によると、現在発表されている2019年までのデータではオレオレ詐欺などの特殊詐欺被害総額の推移は警察や地域での警戒もあり減少していますが、被害の件数自体は増加傾向にあり減っていません。
詐欺についてはニュースなどでも取り上げられて自治体や企業でも対策に力を入れていますが、犯罪別で見たときに高齢者が被害者になる割合は「窃盗」が過去20年減少傾向になく、むしろ緩やかに増加していることがわかります。
これは「高齢者の一人暮らし人口」が増え、より狙われやすくなったからと言えるのではないでしょうか。

高齢者の被害割合グラフ.PNG

■ 鍵さえかければ「防犯」?

日々訪問者が訪れる玄関。荷物の受け取りで一日に数回宅配業者が来ることも。そんな時、
「知り合いだろうから大丈夫だろう」
「たぶん荷物だろう」
と、ついついのぞき窓で確認せずドアを開けてしまう方も多いのではないでしょうか。荷物を受け取ったらすぐに鍵をかけるかたでも、チェーンまで日頃からしっかりとかけているかたは少ないと思います。


多くの高齢者が、
「寝るときにちゃんと家中の戸締りをしている」
「夜間は気を付けるけど、昼間だったら危なくない」
「ご近所はみんな顔見知りだから安全」
と昔ながらの考え方で、最初は警戒してドアを開けずインターホン越しに話をしていても、相手の感じが良かったり内容が魅力的だったり、優しい口調などで印象が変わると、安易にドアを開けてしまいがちです。
大抵、回覧板やご近所、宅配業者のドライバーで何事も起こりませんが、もしちがったら・・・。
離れて暮らす子供はそんなことを考えると日々気が気ではないでしょう。

宅配業者さんから玄関で荷物の受け取り.jpg

■「ご近所に知り合いが多い」という過信

インターホン越しに訪問セールスと話をして気を許し、「ちょっと話だけでも聞いてみよう」と玄関先にあげたところ実は窃盗犯で、宅内を偵察に来ている場合もないとは言えません。また相手が一人暮らしの高齢者とわかると、そのまま押し入って大きな事件に発展することもあるのです。
高齢者、特に一人暮らしをしている人は知らない人間をたとえ玄関先とはいえ宅内に入れることは危険だと自覚を持つことが重要です。
「自分で防犯」の意識を持たなければ犯罪を抑止できません。
しかしそれは日々の防犯意識によって減らすことができるとも言えます。

籐椅子でお茶を飲む高齢女性

■ 増える高齢者の一人暮らし。毎日の暮らしで防犯の意識を変える。高齢者に最適な防犯と対策とは

・鍵を開けてもチェーンは外さない
日頃の生活で気を付けたいのは「チェーンを外さない」ことです。
いつも玄関の鍵を閉めていなかったというかたは、まず鍵を閉める癖をつけ、一緒にチェーンもかけるようにしましょう。
一人暮らしの高齢者がターゲットにされるのを避ける方法として、外からでもわかる防犯対策が効果的です。
空き巣は犯行が明るみになることを恐れています。一人暮らしの高齢者の家であっても、防犯対策がなされている家であればターゲットから外す可能性がアップするのです。
外からでもわかる防犯対策には、以下のようなものが挙げられます。
・防犯カメラ
・防犯ステッカー
・人感センサーライト
・防犯砂利 など

どんなに施錠に気をつけていても、泥棒はガラス破りのような強引な方法で侵入を突破する場合があります。そのため、まずはターゲットとされないように、防犯対策を行っている家屋であることをアピールすることが大切です。

ドアを開ける手.jpg

■ おうちの玄関に防犯カメラを設置。日々の訪問者をチェック。

顔がわかって映像が記録される防犯カメラは、高齢者の一人暮らしの強い味方になります。
防犯カメラは工事費用を含めてかなり高額なものが多い印象を持たれる方が多いと思います。実際、セキュリティーカメラや防犯カメラはカメラ自体が高額なものが多く、設置にも工事が必要で家のどこに設置するかによっても性能を選ばなければいけません。外に設置する場合は防水タイプの屋外用である必要があり、さらに高額になります。
訪問者のチェックを目的とした防犯対策なら、小型で工事のいらない置くだけタイプの防犯カメラがおすすめです。靴箱の上に置くだけでなく、フックで壁にもかけることができ、訪問者に防犯カメラを意識させずにチェックすることが可能です。

玄関の訪問者.jpg

■ 外から見てわかる防犯対策の重要性

玄関などにセキュリティーカメラがある場合は外から見て一目でその家の防犯対策がわかりますが、宅内にカメラを設置している場合は外から見てもわかりづらいため、防犯対策が取られていないと思われないように、「カメラ作動中」「監視中」などのステッカーが貼ってあると効果的です。
空き巣や泥棒はカメラが設置されている家にわざわざ危険を犯して侵入することは考えにくく、外から見てすぐにわかる防犯対策を講じることは高い効果が得られ、抑止に繋がります。
定点カメラで首振り機能を必要としない場合、安価で簡易防犯が可能になる見守りサービス「ピースアイ」がおすすめです。
「ピースアイ」なら検知動画がクラウドに自動保存されるので、もしカメラを壊されてもデータは残り、関係各所へ情報提供ができます。
ピースアイなら「カメラ作動中」のステッカーがついているので安心です。窓などの見えるところに貼って防犯対策をしてください。

今は健康だけどいざという時のことがちょっぴり不安な高齢女性.jpg

■ 高齢者の防犯、防犯カメラまとめ

物理的な対策ができても、高齢者一人ひとりの意識を変えなければ防犯はできません。毎日の暮らしの中で、ちょっとした心がけで危険を減らすことができます。
訪問者が作業着や制服を着ているからと言って安心しないことも大切です。制服はオークションなどで売られ、誰でも手に入れられます。見覚えのある宅配便の制服を着ていても、チェーン越しに誰から誰宛なのかまで確認出来れば確実です。
ご近所同士のつながりはもちろん、なにかあったときに備えて、ご自宅の玄関に防犯カメラの設置を検討してみてください。

スマホで見守り.jpg

■ 毎日のおうち防犯ならカメラを使った見守りサービス「ピースアイ」がおすすめ

見守りサービス「ピースアイ」は小さなネットワークカメラとスマホアプリで毎日のおうち防犯ができる「おうちの見守りサービス」です。何かあった時、様子がおかしいとき、カメラに搭載されたスピーカーからサイレン等の威嚇音を鳴らすことができ、リアルタイムでの防犯が可能です。
高感度CMOSセンサーで薄暗い場所でもカラーで見ることができるので、女性の一人暮らし防犯や、お子様の見守りにもご利用いただけます。

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