見守りを始めるきっかけとICTを活用した安心の高齢者見守りサービス

2022-11-11

■親を見守るタイミング

子供が大きくなり子育てが一息つくくらいの時期になると、ふと離れた場所に暮らす親のことが心配になる方も多いのではないでしょうか。忙しく過ごしていた毎日が落ち着き、「久々に親に連絡をしてみよう!」と思う方は少なくないようです。
そんな時、怪我をした報告や電話口の口調、意思疎通がスムーズではない等、親の高齢化に改めて気が付いたりします。
子供が小さいうちはやることが多く、まだ元気な親の心配まではできないものですが、親を見守るタイミングとしては「親の定年退職」と「自分たちの子育てが落ち着いたとき」が良いとされています。

■親の高齢者としての意識、自覚

内閣府による平成26(2014)年度「高齢者の日常生活に関する意識調査」では、60歳以上の高齢者に対して「あなたは、自分を高齢者だと感じていますか。」という質問に対し、「はい」と答えた人は全体の43.4%、「いいえ」と答えた人は51.3%という結果が出ています。
健康な人ほど自分が高齢者だと感じる割合が少なく、健康状態に不安がある人ほど高齢だと感じる傾向にあることもわかっています。

親の高齢者としての意識と自覚調査結果.png

(出典:内閣府平成26年度 高齢者の日常生活に関する意識調査結果(全体版)第2章 調査結果の概要 8 その他)


自分はまだまだ若いと思っているときに「年を取ったから見守りをしたい」と子供に言われても、素直に受け入れられない親も多いと思います。
体力の衰えや記憶力に不安を感じた時に子供から見守りをしたいと切り出されるのは、親にしてみればショックなことだと思います。
まだ元気なうちからのコミュニケーション手段、つながりを持つためのツールとして見守りサービスを利用することは、その後の継続的な見守りを行っていくためにもとても重要です。

高齢者と社会とのつながりを持てる社会.png

■ICTを使った安心の高齢者見守りサービス

電子機器に苦手意識を持つ高齢者の方もいらっしゃると思いますが、そんな方には小さな機器を持つだけのものや、文字を打たずにアイコンボタンを押すだけのアプリ、センサーで見守りを行うなど見守られる側に負担の少ない見守りサービスが良いでしょう。

・GPS型
位置情報を取得するためのGPS(全地球測位システム)機器を持つだけ。操作が必要ないので見守られる親には負担がありません。また「見られている」といった精神的な負担もないのがメリットです。位置情報に誤差があるのは多少のデメリットかもしれません。

・ロボット型
AIを搭載したロボットで見守りを行うサービスです。話し相手にもなるので親が独居の場合は最適ですが、ネット環境が必要な場合は月額が発生することと、機器自体の費用がかなり高額になることがデメリットです。

・電話型
サービス提供会社のスタッフが定期的に電話をして安否確認を行うサービスです。電話なので対面よりも気軽に話しやすい点がメリットではないでしょうか。電話のみであるため顔色や見た目の変化まではわからないのと、聴力に懸念がある方には向いていません。

・アプリ型
テキストを打って安否を返信するタイプのものと、大きなボタンを押すだけのタイプがあります。体調を選んでボタンを押すだけの見守りサービスなら継続しやすく負担もありません。
アプリ型の場合、緊急時の安否確認機能を搭載しているものもありますので、電話がつながらない災害時などは安心です。

■親の意思や要望を尊重して日頃からつながる

見守りサービスの導入で一番大切なことは「親の意思や要望を尊重」することです。
「自分はまだまだ若い」と思っている親に見守りサービスを提案することは逆効果になってしまうこともあり得ます。親を心配する思いと見守りを負担にしない思いを両立させるために、コミュニケーションツールを使った第一歩から始めるとよいかもしれません。

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■毎日のコミュニケーションと見守り、安否確認なら見守りサービス「ピースサイン」がおすすめ

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操作もボタンで返信するだけだからテキストを打たなくても安否を知らせることができます。高齢者にも使いやすい直感的なUIだから、面倒な操作方法によるわずらわしさからの「使わずに放置」の心配もありません。
高齢ご家族と離れて暮らす方だけでなく、一人暮らしを始めた新社会人や、通学を始めたお子様などの日々の見守りにもご利用いただけます。


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