高齢者の一人暮らしも安心。高齢者の生活を幅広くサポートする地域包括支援センターを利用して不安を軽減

2023-10-03

■ 70代、80代、ひとり暮らしが不安

40代、50代になると、離れて暮らす親のことが心配になってきませんか?
自分自身の健康や体調が気になる年齢になって、ふと70代、80代の親はもっと毎日の生活に苦労しているのでは?と思い始めるのではないでしょうか。

親のことは家族が見守る。わかっていてもなかなか頻繁に連絡を取ることもままならない。なんとか時間を作って電話をかけても出てくれない、メールはそもそも読んでくれない、留守電にメッセージを残しても折り返しかかってこない。
見守りサービスを利用することが一番安心ですが、まずその「見守りサービスを使おうよ」という話し合いができずにいる。
家族の悩みは尽きません。

特に体調を崩しやすい季節の変わり目や暑い夏の熱中症、毎日の暮らしの中で不安を感じていないか、親のことはいつでも心配です。

杖と籐椅子.jpg

■ 高齢者の生活支援総合窓口「地域包括支援センター」

離れて暮らしている親の面倒がなかなか見れないから毎日心配・・・・。
そんな時、「地域包括支援センター」を利用することで、介護予防やいざという時の備えができるので、離れて暮らす家族も親も安心です。

地域包括支援センターとは、様々な側面から高齢者を支える総合的な相談窓口です。専門知識を持ったケアマネージャーが、高齢者が住み慣れた地域で継続して生活できるように、介護サービスや介護予防サービス、保健福祉サービス、日常生活支援などの相談に応じ、介護保険の申請窓口も担っています。

各市町村が設置主体となり、センターを直接運営しているケースと自治体から委託され、社会福祉法人や医療法人、民間企業などが運営しているケースのふたつあり、その割合は市町村直営が20.5%、委託型が79.5%と、大半が委託型となっています。
人口2~3万人の日常生活圏域を1つの地域包括支援センターが担当しています。

■ 「地域包括支援センター」が担っている事業

地域包括支援センターは地域の高齢者を支えるために 「介護予防ケアマネジメント」 「総合相談」 「包括的・継続的ケアマネジメント」 「権利擁護」 の4つの業務を行っています。

1.介護予防ケアマネジメント
要支援と認定された人や、支援や介護が必要となる可能性が高い人を対象に、身体状況の悪化を防ぎ、自立した生活が継続できるように介護予防を目的とした支援を行います。
要支援認定を受けた高齢者に対する介護予防ケアプランの作成や、状況の把握、課題の分析を行い、近い将来介護状態になる恐れがある高齢者に「運動器の機能向上」「栄養改善」「口腔機能向上」「閉じこもり予防」「認知機能低下予防」「うつ予防」などの介護予防サービスを紹介し、参加を促します。

2.総合相談
高齢者の様々な相談に総合的に対応してくれる窓口です。高齢者が感じる日々の暮らしの中での困ったことなど、必要なサービスや制度を紹介してくれます。

3.権利擁護
高齢者の方が安心して生活できるように、その方が持つさまざまな権利を守る取り組みをしています。
判断能力の低下により金銭管理ができなくなった高齢者に、金銭的搾取や詐欺から身を守るための成年後見制度の活用をサポートしたり、虐待被害の対応、防止、早期発見を行ったりと、高齢者の権利を守るために対応してくれます。

4.包括的・継続的ケアマネジメント
高齢者にとって暮らしやすい地域にするため、地域全体の医療・保健・介護分野の専門家から地域住民まで幅広いネットワークをつくり、そこで暮らす高齢者の課題解決や調整、地域ケア会議の開催、ケアマネジャーへの個別相談・アドバイス、支援困難事例等への指導・アドバイスなど、自立支援型ケアマネジメントの支援を行っています。

■ 高齢者の一人暮らしでも、住み慣れた地域に住み続ける安心

サービスの利用に費用が掛かる場合がありますが、地域包括支援センターへの相談は無料です。日々の不安や困りごとなのがあったら、まずは気軽に相談をしてみてください。
「誰にも相談できない」
「家族に頼ってはいけない」
「子供に迷惑をかけられない」
と自分を追い詰めず、何でも相談できる窓口があると知るだけで、心の負担が軽減されます。

どう活用したらいいかわからない、こんなことを話してもいいのかわからない、といった場合は一度気軽に最寄りの地域包括支援センターまでお電話してください。
地域包括支援センターは、対象地域に住んでいる65歳以上の高齢者、またはその支援のための活動に関わっている方が利用できます。ご家族が離れて暮らす親の相談をする場合は、ご家族ではなく親が住んでいるエリアの地域包括支援センターにご相談ください。

手に手を取り合うシニア女性.jpg

■ 高齢者の体調管理は家族とのコミュニケーションが重要

日常生活や健康などについては地域包括センターに相談することができても、地域社会とのかかわりについては高齢者自身が積極的にかかわりを持つことが大切です。
「近隣と付き合いがない」
「話し相手がいない」
といったことから、70代、80代になって家に引きこもりがちになると、宅内でケガや病気をして倒れても気づけないといったことが懸念されます。

高齢者の場合、スマホの画面が反応せず電話が取りづらくなって放置したり、テキストを打つのが難しくてメールやチャットツールは未読のままなど、家族であってもなかなかコミュニケーションが取りづらいものです。
最近の見守りサービスは駆けつけ型や訪問型だけでなく、手軽に使えるコミュニケーションツールも多くありますので、高齢の親がスマホを使う練習にもなるようなアプリ型の見守りサービスを利用することも検討してみてください。毎日の体調管理を家族で行う。何かあったときにすぐに気づける環境づくりも、高齢者を見守る上でとても大切です。


■ 毎日の体調管理、コミュニケーションならスマホだけでできる簡単見守りサービス「ピースサイン」がおすすめ

ピースサインなら月々500円で日常のコミュニケーションから災害時の安否確認まで、普段の生活に安心をプラスできます。アプリだからスマホがあればどなたでも利用可能。「毎日の見守り」「いざという時の安否確認」の両方を備えた見守りサービスです。
操作も大きなボタンをタップして返信するだけだから、テキストを打たなくても安否を知らせることができます。使いやすい直感的なUIだから、面倒な操作方法によるわずらわしさからの「使わずに放置」の心配もありません。
60代、70代のご家族と離れて暮らす方だけでなく、一人暮らしを始めた新社会人や、通学を始めたお子様などの日々の見守りにもご利用いただけます。


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