60代・70代におすすめのペット5選!動物との暮らしを楽しむための選び方

2026-10-30

「子育ても一段落して、これからは自分の時間を楽しみたい」
「毎日の暮らしに、何か新しい楽しみを取り入れたい」

60代、70代になると、仕事や子育てが一段落し、自分のために使える時間が増える方もいるのではないでしょうか。
旅行や趣味、友人との交流など、これからの暮らしを充実させる方法はさまざまです。
その一つとして考えたいのが、動物との暮らしです。
ペットは、毎日の生活に楽しみや癒やしをもたらしてくれる存在です。犬との散歩が外出のきっかけになったり、インコのさえずりや仕草に心が和んだりと、動物との触れ合いを通じて日常に新しい楽しみが生まれることもあります。一方で、ペットを飼うには毎日の世話や健康管理が欠かせません。自分の年齢や体力、生活スタイルに合った動物を選ぶことが大切です。

この記事では、60代・70代のシニア世代に向いているペットや、飼育する際に知っておきたい注意点をご紹介します。これからの暮らしをより楽しくする選択肢として、動物との暮らしを考えてみてください。

ピースサイン│猫


60代・70代の暮らしにペットを迎えるメリットとは?

ペットとの暮らしには、動物の世話をするだけではない魅力があります。毎日の生活に新しい習慣が生まれたり、気持ちが和らいだりすることも、その魅力の一つです。

1. 毎日の生活に楽しみや癒やしが生まれる

ペットと暮らすと、餌をあげたり、遊んだり、話しかけたりと、動物と関わる時間が日常の一部になります。
仕事を退職した後や、子どもが独立した後など、生活のリズムが変わった方にとって、動物のお世話が毎日の楽しみになることもあるでしょう。

実際に、アイペット損害保険株式会社が2025年に実施した「シニアとペットに関する調査」では、60歳以上の犬・猫飼育者1,000人のうち、95%以上がペットとの暮らしに良い変化を感じたと回答しています。
ペットとの生活を通じて、癒やしや穏やかな時間を得ている人が多いことがうかがえます。

ただし、この調査はすでに犬・猫を飼育している人を対象としたものであり、ペットを飼えば誰もが同じ変化を感じるという意味ではありません。

ピースサイン│子犬


2. 外出や身体を動かすきっかけになる

犬を飼う場合、毎日の散歩が必要です。
散歩の時間が決まることで、自然と外出する習慣が生まれます。近所を歩いたり、季節の変化を感じたり、散歩中にほかの飼い主と挨拶を交わしたりすることもあるでしょう。

大阪公立大学が2026年に公表した研究では、大阪府在住の高齢者799人を対象に、犬の飼育と身体活動、精神的健康、孤独感との関連を調査しています。
その結果、犬の飼育者は非飼育者よりも身体活動の推奨基準を達成しやすい傾向が確認されました。 一方、身体活動との関連は犬を飼っていること自体よりも、散歩習慣によるものと考えられています。また、一人暮らしの高齢者では、犬の飼育が孤独感の軽減と関連していました。

犬との散歩は、日常的に身体を動かすきっかけの一つになる可能性があります。 ただし、散歩には体力が必要です。足腰に不安がある方や、毎日の外出が難しい方は、無理なく世話を続けられるかを考えて選びましょう。


3. 動物とのコミュニケーションを楽しめる

犬や猫だけでなく、小鳥などの小動物も、日常に楽しみをもたらしてくれる存在です。 例えば、インコは飼い主の声に反応したり、さえずったり、仕草で気持ちを表現したりします。毎日話しかけることで、鳥とのコミュニケーションを楽しめるでしょう。
うさぎも、愛らしい仕草や表情で日常に癒やしを与えてくれる動物です。鼻を動かしたり、前足をそろえてちょこんと座ったり、気持ちよさそうに体を伸ばしてくつろいだりします。その何気ない姿を眺めているだけでも、思わず笑顔になります。
毎日やさしく接していると、飼い主のそばに寄ってきたり、鼻先で手をつついて撫でてほしそうにしたりする子もいます。少しずつ距離が縮まり、自分から近づいてきてくれるようになるのも、うさぎと暮らす大きな楽しみです。

動物の行動や習性を知ることも、新しい趣味になります。 飼育方法を調べたり、動物の健康について学んだり、写真を撮ったりするなど、興味の幅が広がることも考えられます。

ピースサイン│うさぎ


60代・70代におすすめのペット5選!それぞれの特徴と飼育の注意点

ペットにはさまざまな種類があり、それぞれ必要なお世話や飼育環境が異なります。
大切なのは、単に飼いやすい動物を選ぶのではなく、自分の生活スタイルや体力に合った動物を選ぶことです。 ペットと暮らしてみたいと思っても、
「今の年齢から飼い始めても大丈夫?」
「毎日のお世話を無理なく続けられるだろうか」
と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
ペットにはそれぞれ異なる魅力があり、必要なお世話や生活環境もさまざまです。飼い主とのコミュニケーションを楽しめるインコや文鳥、散歩を通じて外出のきっかけが生まれる犬、マイペースな猫、愛らしい仕草を間近で楽しめるうさぎなど、動物によって一緒に過ごす楽しみ方も変わります。

大切なのは、60代だから、70代だからと年齢だけで飼える・飼えないを決めるのではなく、自分の健康状態や生活スタイル、飼育にかかる時間や費用、将来のサポート体制まで考えて選ぶことです。
ここでは、アクティブシニアにおすすめの5種類のペットについて、それぞれの魅力や特徴、迎える前に知っておきたい飼育の注意点を紹介します。
自分に合った動物との暮らしをイメージしながら、これからの毎日を豊かにするパートナーを探してみてください。


1. インコ:室内で鳥とのコミュニケーションを楽しみたい方に

インコは、鳥との触れ合いやコミュニケーションを楽しみたい方に向いているペットの一つです。
特にセキセイインコは、色鮮やかな羽や愛らしい仕草が魅力です。人によく慣れる個体もおり、飼い主の声に反応したり、言葉を覚えたりすることもあります。
犬のような散歩は必要ないため、室内で動物との暮らしを楽しみたい方にとって選択肢になるでしょう。

ピースサイン│青と緑のセキセイインコ

インコを飼うメリット

・室内で一緒に過ごせる
・さえずりや仕草を楽しめる
・毎日話しかける楽しみができる
・鳥の種類や性格によって異なる魅力がある

飼育するときの注意点

インコは小さな動物ですが、決して世話が簡単というわけではありません。
毎日の餌や水の交換、ケージの掃除、適切な温度管理、健康状態の観察が必要です。また、安全に配慮した放鳥の時間も確保しなければなりません。
鳥は体調不良を隠すこともあるため、普段の様子をよく観察することが大切です。鳥を診療できる動物病院を事前に確認しておきましょう。

小首をかしげるブルーボタンインコ

こんな方におすすめ

・犬の散歩のような外出が必要ないペットを探している
・鳥のさえずりや仕草を楽しみたい
・毎日少しずつお世話をする時間がある
・室内で動物とのコミュニケーションを楽しみたい

インコは種類によって寿命が大きく異なります。長く一緒に暮らすことを想定し、自分が世話を続けられるか、将来の引き継ぎ先があるかも確認しておきましょう。

ほっぺがかわいいオキナインコ


2. 猫:自宅でゆったりとした時間を過ごしたい方に

猫は、室内で一緒に暮らしたい方にとって検討しやすいペットです。
犬のように毎日の散歩をする必要がなく、猫自身のペースで過ごす姿を眺めたり、遊んだりしながら、ゆったりとした時間を楽しめます。
猫にはさまざまな性格があり、人懐っこい猫もいれば、一人で過ごすことを好む猫もいます。自分の生活スタイルに合う性格の猫を選ぶことが大切です。

日向ぼっこをする猫

猫を飼うメリット

・毎日の散歩が必要ない
・室内で一緒に過ごせる
・仕草や行動を眺める楽しみがある
・個体によっては比較的落ち着いた生活を送れる

飼育するときの注意点

猫を飼う場合は、毎日の食事や水の交換、トイレ掃除、ブラッシング、健康管理が必要です。猫が安心して過ごせる場所や、上下運動ができる環境も用意しましょう。
猫は15年以上生きることもあるため、飼い主自身の年齢だけでなく、猫の高齢期まで考えて迎える必要があります。
初めて猫を飼う方は、子猫だけでなく、性格や生活習慣が分かっている成猫を選ぶ方法もあります。

こんな方におすすめ

・自宅で過ごす時間が長い
・毎日の散歩は難しい
・動物と一緒にゆったり過ごしたい
・トイレ掃除や健康管理を継続できる

のんびりする猫


3. 犬:散歩や外出を日課にしたい方に

犬は、散歩や遊びを通じて一緒に活動する時間を楽しめるペットです。
毎日の散歩が生活のリズムをつくり、外に出るきっかけになることもあります。犬を通じて近所の人と知り合ったり、散歩中に会話が生まれたりすることもあるでしょう。

寝る赤ちゃん黒柴

犬を飼うメリット

・毎日の散歩が生活習慣になる
・外出するきっかけができる
・一緒に遊ぶ時間を楽しめる
・地域の人との交流につながる可能性がある

飼育するときの注意点

犬は毎日の散歩や食事、トイレ、しつけ、健康管理が必要です。犬種や個体によって運動量も異なります。小型犬だからといって、必ずしも世話が簡単とは限りません。また、犬が高齢になれば介護が必要になることもあります。
毎日のお散歩やウォーキングを継続する助けになってくれることは間違いありませんが、60代から犬を迎える場合は、今の体力だけでなく、10年以上先まで散歩や通院を続けられるかを考えることが大切です。そのため70代からおむかえを考える場合はペットショップや保護団体に通うなどしながら、お迎えするにあたったアドバイスを参考にして慎重に検討してください。

こんな方におすすめ

・毎日の散歩を楽しめる
・外出する習慣をつくりたい
・犬との遊びやコミュニケーションを楽しみたい
・将来の通院や介護にも備えられる


紫陽花と最高の笑顔を向ける黒柴


4. 文鳥:小鳥との暮らしを楽しみたい方に

文鳥も、シニア世代が検討できる小鳥の一つです。白文鳥や桜文鳥など、羽の色や模様に特徴があり、小さな体で活発に動く姿が魅力です。
人に慣れる個体も多く、手に乗ったり、飼い主のそばで過ごしたりすることもあります。
文鳥の魅力は、小さな体に詰まった豊かな感情表現と、飼い主に対する愛情深さです。特に人に慣れた文鳥は、飼い主の手や肩に自分から飛んできたり、手のひらにすっぽり収まってくつろいだりします。指にくちばしをこすりつける仕草や、頭を下げて「撫でて」と催促するような姿もとてもかわいいです。

さえずりや羽づくろい、ぴょんぴょんと跳ねる姿など、日常の何気ない行動にも愛らしさがあります。飼い主の声や姿を覚えて反応してくれることもあり、毎日話しかけたり、手の上で触れ合ったりする時間が楽しみになります。

文鳥の平均寿命は、一般的に8〜10年程度で飼育環境や体質によって個体差があり10年以上長生きする子もいるため60代・70代で迎える場合は、10年先の生活も考えておくことが大切です。飼い主自身の体調変化や入院などでお世話が難しくなったときに備え、代わりに世話を頼める家族や知人を確保しておくと安心です。

犬のような散歩が必要なく、室内で一緒に過ごせるのも魅力です。小さな体で一生懸命に生きる文鳥との暮らしは、日々に温かな楽しみをもたらしてくれるでしょう。

こっちを見るシナモン文鳥

文鳥を飼うメリット

・室内で飼育できる
・小さな体や仕草を楽しめる
・鳥とのコミュニケーションができる
・散歩が必要ない

飼育するときの注意点

文鳥も毎日の食事や水の交換、ケージの掃除、温度管理が必要です。
また、放鳥する場合は、窓やドアの開閉、家具の隙間、電気コードなどに注意しなければなりません。小鳥だから簡単というわけではなく、鳥の習性を理解したうえで迎えることが大切です。

文鳥は小さくてかわいらしい見た目をしていますが、実はなかなか気が強い一面もあります。飼い主に甘えて手の中でくつろいでいたかと思えば、突然くちばしでつついてきたり、自分の気に入らないことには全力で抵抗したり。小さな体なのに、まるで「おい、そこは俺の場所だぞ!」と言わんばかりの強気な態度を見せることもあります。
そんな気の強さも、文鳥好きにはたまらない魅力です。

また、縄張り意識が強く、気に入った場所や飼い主を独占したがる子もいます。嫉妬深いような行動を見せることもあり、飼い主がほかの鳥や物に気を取られると、割り込んでくることも。まさに小さな体に大きな親分気質を秘めた鳥です。

左が桜文鳥と右が白文鳥

気が強いからといって乱暴に扱ってはいけません。無理につかんだり、追いかけたりすると強いストレスになります。手乗りに慣れていても、機嫌や体調によって反応は変わるため、文鳥の様子をよく観察しながら接しましょう。また、室温管理や毎日の餌・水の交換、ケージの掃除、放鳥時の安全確認も欠かせません。小さな体だからこそ、丁寧な健康管理が必要です。

「かわいい顔をした小さな親分」くらいの気持ちで、個性を尊重しながら付き合うのが文鳥との暮らしを楽しむコツです。

こんな方におすすめ

・小鳥のかわいらしい仕草を楽しみたい
・室内で飼えるペットを探している
・毎日のお世話を続けられる
・鳥の飼育について学ぶことが好き


なにかに気づいた文鳥たち


5. ハムスター:小さな動物の愛らしい仕草に癒やされたい方に

ハムスターの魅力は、なんといってもその愛らしさです。小さな手で食べ物を持って一生懸命に食べる姿、頬袋いっぱいにごはんを詰め込む姿、回し車で元気に走る姿など、何気ない仕草の一つひとつに思わず笑顔になります。

最初は警戒していても、毎日やさしく接しているうちに、少しずつ人に慣れてきます。
飼い主の声や気配を覚えると、近くに寄ってきたり、ケージのそばに行くだけでうれしそうに反応したりすることがあります。
「チュッチュ!」とかわいらしい声を出して飼い主を呼び、構ってほしそうに甘えてくる姿は、思わず頬がゆるんでしまうほど。こちらをじっと見つめたり、小さな体で一生懸命に近寄ってきたりする様子もたまらない魅力です。毎日接しているうちに、そんな愛らしい仕草の一つひとつが楽しみになり、気づけば目が離せない存在になっているでしょう。

おいしいご飯を食べるアプリコットバンデッド

ハムスターは夜行性のため、日中は寝ていることが多く、夕方から夜にかけて活発になります。昼間にたくさん触れ合いたい方には、生活リズムが合わない場合もあるかもしれませんが、昼間にたくさん遊んであげると夜寝るようになり、飼い主の生活リズムに合うようになることもあります。無理をさせないようにしながら、遊びつつ様子を見るとよいでしょう。
飼育には、毎日の食事や水の交換、ケージの掃除に加え、適切な温度管理も欠かせません。体が小さいぶん体調の変化にも気を配る必要があります。診てもらえる動物病院を事前に探しておくことも大切です。

チャコールメガネハムスター

ハムスターを飼うメリット

・大きな飼育スペースを必要としない
・散歩が必要ない
・小さな動物の行動を観察できる
・比較的少ないスペースで飼育できる

飼育するときの注意点

ハムスターは夜行性のため、日中は寝ていることが多く、昼間に触れ合いたい方には生活リズムが合わない場合があります。また、暑さや寒さに弱く、温度管理が欠かせません。寿命は一般的に2〜3年程度と比較的短く、短い期間でお別れを迎える可能性があります。

こんな方におすすめ

・小さな動物を観察することが好き
・夜間や夕方に動物と触れ合う時間をつくれる
・温度管理や清掃を継続できる
・短い寿命について理解したうえで迎えられる


すやすや眠るキンクマハムスター


6. うさぎ:愛らしい仕草と穏やかな時間を一緒に楽しみたい方に

うさぎは、犬のように毎日の散歩に連れていく必要がなく、大きな鳴き声もほとんどないため、室内で静かに動物と暮らしたい方にとって魅力的なペットです。性格は一匹ずつ異なり、好奇心旺盛な子や甘えん坊な子、マイペースな子などさまざま。飼い主に慣れると、自分から近寄ってきたり、鼻先で手をつついて撫でてほしそうにしたりすることもあります。

ただし、うさぎは決してお世話が簡単な動物ではありません。毎日の食事やトイレの掃除に加え、暑さに弱いため、エアコンなどによる温度管理も必要です。また、室内で安全に動けるスペースの確保や、電気コードなどをかじらないための対策も欠かせません。
抱っこが苦手な子も多く、無理に触れ合おうとせず、その子の性格に合わせて接することが大切です。さらに、体調を崩したときに備えて、うさぎを診察できる動物病院を事前に探しておきましょう。年齢だけで飼えるかどうかを判断せず、毎日のお世話を続けられるか、将来の通院や飼い主自身の体調変化に備えた協力体制があるかも確認しておくことが大切です。

茶色いうさぎ

うさぎを飼うメリット

うさぎと暮らす魅力は、何といっても愛らしい仕草や表情を身近で楽しめることです。鼻をひくひく動かしたり、前足をそろえてちょこんと座ったり、気持ちよさそうに体を伸ばしてくつろいだり。牧草を一生懸命に食べる姿や、うれしそうにぴょんと跳ねる姿など、何気ない行動にも思わず笑顔になります。

性格は一匹ずつ異なりますが、毎日やさしく接していると、飼い主の声や気配を覚え、少しずつ慣れてくることがあります。自分から近寄ってきたり、鼻先で手をつついて撫でてほしそうにしたりする子もいます。時間をかけて信頼関係を築いていくことも、うさぎと暮らす楽しみの一つです。

また、犬のように毎日の屋外散歩を必要とせず、室内で一緒に過ごせることも特徴です。大きな鳴き声もほとんどないため、静かな環境で動物との暮らしを楽しみたい方にも向いています。毎日の食事や掃除、健康観察を通じて生活に自然な習慣が生まれ、小さな家族の成長や変化を見守る喜びも感じられるでしょう。

飼育するときの注意点

うさぎは散歩の必要がない一方で、決してお世話が簡単な動物ではありません。毎日、牧草を中心とした食事と新鮮な水を用意し、トイレやケージを掃除する必要があります。食欲や便の状態は健康のバロメーターになるため、日々の観察も欠かせません。

また、暑さや急激な温度変化が苦手なので、夏場を中心にエアコンなどを使った室温管理が必要です。室内で自由に動けるスペースを確保するとともに、電気コードや家具をかじって事故につながらないよう、安全対策も行いましょう。

うさぎは警戒心が強く、抱っこを苦手とする子もいます。無理に触ったり持ち上げたりせず、それぞれの性格に合わせて接することが大切です。さらに、うさぎを診察できる動物病院は限られるため、迎える前に通院先を探しておきましょう。寿命は一般的に8〜10年ほどとされ、長く一緒に暮らすことになります。
飼い主自身の体調変化や入院、旅行などに備え、代わりにお世話を頼める家族や知人を確保しておくことも重要です。

こんな方におすすめ

うさぎは、犬のように毎日の散歩に出かけるよりも、自宅で動物と一緒に過ごす時間を楽しみたい方におすすめです。小さな動物の仕草や表情を眺めるのが好きな方、毎日話しかけたり、お世話をしたりしながら少しずつ信頼関係を築きたい方には、魅力的なパートナーになるでしょう。

特に、うさぎが草を食べる姿や、安心した様子で体を伸ばしてくつろぐ姿など、何気ない日常の一場面に幸せを感じられる方にはぴったりです。人懐っこい子もいれば、少し距離を保ちながら自分のペースで過ごす子もいるため、実際に触れ合いながら自分と相性のよい子を探してみるのもよいでしょう。

毎日の掃除や温度管理、体調観察を負担に感じる方や、頻繁に旅行や外出をする方は、事前にお世話を頼める環境を整えておく必要があります。60代・70代だからと年齢だけで諦めるのではなく、今の健康状態や生活スタイル、将来のサポート体制まで考えて判断しましょう。
無理なくお世話を続けられる環境があれば、うさぎとの暮らしは毎日に新しい楽しみや温かな時間をもたらしてくれます。

ピースサイン│うさぎ


60代・70代がペットを選ぶときに確認したい5つのポイント

ペットを迎える際には、動物のかわいらしさだけでなく、飼い主の生活に合っているかを確認しましょう。

1. 毎日のお世話を無理なく続けられるか

ペットには、毎日の食事や水の交換、掃除、健康観察などが必要です。犬なら散歩、猫ならトイレ掃除、鳥ならケージの清掃など、動物によって必要な作業が異なります。
自分の体力や生活習慣を考え、無理なく続けられる動物を選びましょう。

2. 飼育費用を負担できるか

ペットを飼うには、餌代だけでなく、飼育用品や医療費なども必要です。動物の種類や体格、年齢、健康状態によって費用は変わります。
ハルメク 生きかた上手研究所が2025年に実施した調査では、50〜83歳の女性の犬・猫飼育者における月平均支出は17,985円でした。
内訳は犬が20,603円、猫が13,980円です。

これは調査対象者の平均値であり、実際の費用は個体や飼育環境によって異なります。病気やけがをした場合の医療費も考えておく必要があります。

3. 自分の生活スタイルに合っているか

旅行や外出が好きな方は、ペットを飼うことで予定の調整が必要になる場合があります。犬や猫、小鳥など、動物によって留守番できる時間や必要なお世話も異なります。
旅行や帰省の際に預けられる場所があるか、家族や知人に協力をお願いできるかも確認しておきましょう。

4. ペットの寿命まで責任を持って飼えるか

ペットは大切な命です。飼い始めたら、最後まで責任を持って世話をする必要があります。犬や猫は10年以上一緒に暮らすことも珍しくありません。鳥も種類によっては長い年月を共に過ごすことになります。
現在の年齢だけで判断せず、将来の健康状態や生活環境の変化も想定しておきましょう。

5. 自分がお世話できなくなった場合の備えがあるか

病気やけが、入院などによって、一時的にペットのお世話ができなくなる可能性もあります。また、飼い主が高齢になったとき、ペットも高齢になっていることがあります。
そのような場合に備えて、家族や信頼できる人に協力をお願いできるか、預け先や引き継ぎ先を確保できるかを考えておきましょう。

環境省や公益財団法人日本動物愛護協会も、ペットを迎える前に、終生飼養や飼育できなくなった場合の受け皿を考えておくことを呼びかけています。


ペットを飼うのが難しい場合は、動物との触れ合いを楽しむ方法も

ペットとの暮らしに興味があっても、毎日の世話や将来のことを考えると、飼うことをためらう方もいるでしょう。その場合は、無理にペットを迎える必要はありません。動物と触れ合う方法は、実際に飼うことだけではなく、こんな楽しみ方もあります。

・動物カフェで犬や猫、小鳥と触れ合う
・動物園や水族館に出かける
・保護猫カフェなどで動物の様子を見学する
・家族や友人が飼っているペットと遊ぶ
・地域の動物関連イベントや譲渡会に参加する

動物と触れ合う時間をつくるだけでも、普段とは違う楽しみを見つけられるかもしれません。まずは自分に合った方法で、動物との時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。


安心してペットと暮らすために、日頃から見守りの備えを

ペットとの暮らしは、毎日に楽しみをもたらしてくれる一方で、飼い主自身の健康や生活環境が変わった場合の備えも大切です。特に一人暮らしの方や、家族と離れて暮らしている方は、自分に何かあったときにペットのお世話をどうするか考えておく必要があります。

自宅で転倒して動けなくなったり、体調を崩して入院したりした場合、ペットの食事や水の交換、トイレ掃除などができなくなる可能性があります。
そのような事態に備える方法の一つが、見守りサービスの活用です。

見守りサービスで、自分の暮らしと安心を支える

見守りサービスには、センサーによって生活の様子を確認するもの、一定時間反応がない場合に家族へ通知するもの、緊急時に連絡できるものなど、さまざまな種類があります。自分の生活スタイルや家族との距離に合わせて選ぶことができます。
見守りサービスを利用していれば、万が一の際に家族や支援者が異変に気づくきっかけになる場合があります。
見守りサービスだけでペットのお世話を代行できるわけではありません。ペットの食事や世話をお願いできる家族、知人、ペットシッターなどの連絡先も事前に決めておくことが大切です。

ペットのためにも、自分自身のためにも、日頃から安心できる環境を整えておきましょう。


60代・70代からの暮らしに、動物との新しい楽しみを

60代・70代になると、これまでとは生活スタイルが変わり、新しい趣味や楽しみを見つけたいと考える方もいるでしょう。ペットとの暮らしは、そんな日々に新しい習慣や楽しみをもたらしてくれる選択肢の一つです。
インコや文鳥などの小鳥、猫、犬、ハムスターなど、それぞれに異なる魅力があります。

どの動物にも毎日の世話や健康管理が必要です。自分の体力や生活スタイル、経済的な負担、将来の飼育環境まで考えて選ぶことが大切です。また、病気や入院などでお世話が難しくなった場合に備えて、家族や周囲の人との連絡体制を整えておくことも忘れないようにしましょう。

「もう70代だから、ペットを飼うのは難しいのでは」
「60代のうちなら大丈夫でも、年齢を重ねてからはお世話を続けられないかもしれない」

そんなふうに考える方もいるかもしれません。
しかし、ペットを迎えられるかどうかは、年齢だけで一律に決まるものではありません。大切なのは、今の健康状態や生活スタイル、住まいの環境、家族や周囲の協力体制などを踏まえて、動物と無理なく暮らせるかを考えることです。

アクティブシニアにとって、ペットとの暮らしは毎日に新しい楽しみをもたらしてくれる可能性があります。朝起きて声をかける相手がいる、ごはんをあげる時間が楽しみになる、愛らしい仕草に思わず笑顔になる。
犬との散歩が外出のきっかけになったり、猫や小鳥の様子を眺める時間が心を和ませてくれたりすることもあるでしょう。動物がいることで、日々の生活に小さな目的や楽しみが生まれるのは、大きな魅力です。

猫と人間

かわいいという気持ちだけで迎えるのではなく、事前の確認も欠かせません。
毎日の食事や掃除、散歩、通院など、どのようなお世話が必要なのかを具体的に調べ、自分の体力や生活リズムで続けられるかを考えてみましょう。旅行や入院などで家を空けるときに誰に世話を頼めるか、飼い主自身が病気になったときに代わりにお世話をしてくれる人がいるかも重要です。ペットの寿命や将来の介護、医療費を含めた費用についても、あらかじめ確認しておきたいところです。

また、ペットとの暮らしを考え始めたら、すぐに迎えるのではなく、ペットショップやブリーダー、保護団体などに足を運び、実際に動物と触れ合ってみるのもおすすめです。
犬や猫、小鳥など、同じ種類でも性格や個性は一匹ずつ異なります。活発な子もいれば、おっとりした子もいます。自分の生活スタイルや性格に合う子と出会えるか、時間をかけて確かめてみましょう。飼育方法や必要な費用についてスタッフや専門家に質問しておくことも、迎えた後の安心につながります。

ペットを迎えることは、新しい家族を迎えることでもあります。だからこそ、焦らず準備をして、自分にも動物にも無理のない選択をすることが大切です。年齢を理由に最初から諦める必要はありませんが、年齢を重ねていく自分の暮らしも見据えて考えましょう。
見守りサービスなども上手に活用しながら、自分らしく安心して暮らせる環境を整えていくことが大切です。 動物と一緒に過ごす時間は、何気ない毎日を豊かにしてくれるものです。自分に合った方法で動物との関わりを楽しみ、これからの暮らしに新しい喜びを見つけてみてはいかがでしょうか。


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