気温が上昇するこれからの季節、離れて暮らす70代、80代の親を持つ家族は、親の「熱中症」や「脱水症状」が心配

2024-07-19

■ 70代、80代はこれからの急激な気温上昇に注意!

梅雨が明け、気温が急に上がってくる夏。
60代までは扇風機やクーラーなどの冷房機器を利用して暑さをしのいでいた方でも、70代、80代になると「冷房は体に悪い」という思い込みや「クーラーで冷えると体が痛くなる」といった理由から扇風機さえかけず、脱水や熱中症になってしまうケースが増えてきます。


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これからの季節、高齢者に限らず暑さによる「熱中症」「脱水症状」に気を付けなければいけません。
熱中症と脱水症状は、どちらも体内の水分バランスが崩れることによって発生しますが、その原因と症状には違いがあります。
まず、熱中症は高温多湿な環境で体温調節がうまく機能しなくなり、水分や塩分が不足することで発生します。熱中症の初期段階では、筋肉の痛みやけいれんが見られます。これを熱痙攣と呼びます。
進行すると強い倦怠感やめまい、頭痛、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。これが中程度の熱中症、つまり熱疲労です。
さらに重度になると体温が40℃以上に上がり、意識障害やけいれん、呼吸困難が発生する熱射病となります。熱射病は非常に危険で、緊急の医療対応が必要です。
熱中症を予防するためには、こまめに水分を補給し、汗をかいたら塩分も一緒に摂取することが重要です。また、涼しい場所で休息し、直射日光を避けることも有効です。

一方、脱水症状は水分の摂取不足や過度の発汗、嘔吐や下痢などで体内の水分が不足することによって発生します。
脱水症状の初期段階では、口の渇きや皮膚の乾燥、頻尿または尿量の減少が見られます。さらに進行すると、めまいや頭痛が現れ、重度になると意識障害やショック状態になることもあります。
脱水症状の治療には、基本的に水分を補給することが必要であり、場合によっては塩分や電解質も補う必要があります。重度の脱水症状では、点滴などの医療処置が必要です。脱水症状を予防するためには、適切な水分摂取が欠かせません。

熱中症は主に高温多湿な環境で発生し、脱水症状は水分の摂取不足や過度の水分損失が原因です。また、熱中症は体温調節機能の不全による全身の影響が大きく、脱水症状は体内の水分バランスの崩れに関する症状が中心です。

マスクをしている体調が悪そうな高齢女性.jpg

■ なぜ70代、80代の高齢者は熱中症になりやすいのか

いまは昔よりも夏の気温が上昇していますが、昔のままの感覚で冷房器具を使わない、体に悪いという思い込みから熱帯夜でも扇風機を止めるなど暑さ対策ができていない高齢者が多いことが問題視されています。
70代、80代になると温度に対する感覚が60代の時よりも衰えるため汗そのものがかきにくくなり、体の表面温度が下がらず深部体温が上昇することで熱中症になりやすくなると言われています。
高齢になると体温調節機能も低下し、夏の暑さだけでなく冬の寒さも実は感じにくくなっているのです。
温度に対する感覚が弱まり、「暑い」と感じにくくなったり、体内の水分量が減少していたり、のどの渇きを感じにくくなったりすることで、熱中症になりやすくなるのです。

もし高齢の家族が離れて暮らしている場合は、日頃から体調について連絡を取り合ったり、昼間生活をする部屋の温度や湿度、風通し、換気、日当たりなどを確認することも、高齢者を熱中症から守る手段になります。

■ 70代、80代の熱中症を予防するポイントとは

高齢者の場合、クーラーの風に直にあたることで頭痛や喉の痛みなどが現れて、体調が悪くなることがあります。気温の高い夜間に扇風機を使って体が冷え、風邪をひいてしまうこともあるため70代、80代の冷房機器利用は60代のころのようにはいきません。
ですが、暑さを我慢したり、暑さを感じないから冷房機器を使わないのは、とても危険です。高齢者自身が「汗をかきにくい」「暑いと感じにくい」「のどの渇きを感じにくい」ということを自覚し、熱中症予防を意識して生活することが重要です。

70代80代の高齢者が毎日の生活で取り組むべきポイントです。以下4つを意識することで熱中症予防が期待できます。
・のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給をする
・室内温度をこまめにチェックし、エアコンや扇風機を使用する
・エアコンや扇風機が苦手な高齢者は、設定温度や風向きを調整する
・風通しの良い涼しい服装で過ごす

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■ 熱中症が心配な季節は家族で行う見守りサービスが安心

70代、80代になったら、「まだ大丈夫」という意識を変え、「なにかあったら」を意識しながら過ごすことが大切です。
かかりつけ医だけでなく昨今ではかかりつけ薬局を持っておくことも毎日の生活に安心がプラスできます。体調に少しでも不安を感じたら受診することはもちろん、薬局でお薬の相談をしたり、日頃から家族同士で連絡を取り合い、体調を把握してもらうだけで体調不良からの重症化を予防できます。

スマホで脳トレをしている高齢者なら、家族とつながるアプリを入れておくとよいでしょう。アプリだけでできる見守りサービスは高齢者でも使いやすくまた安価なものが多いことも特長です。
日頃それほど自分の体調に不安がない70代、80代の方も、いざという時のお守りとして家族と見守りサービスを利用することを検討してみてください。
「電話は億劫」
「チャットツールは文字を打つのが大変」
「カメラを置いて監視されるのは嫌だ」
など、まだまだ健康で家族を頼りたくない方にこそ、アプリで行う見守りサービスがおすすめです。
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自宅でスマホを操作している高齢者夫婦.jpg

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