誰かに頼らず一人暮らしを楽しみたい70代「自立」と「安心」の両立とは
2026-10-23自立した暮らしは「情報を知っているか」で差がつく
70代になっても、できる限り自分の力で暮らしたいと考える方は多くいます。その一方で、体調や生活の変化は少しずつ確実に現れます。重要なのは、「困ってから動く」のではなく、「元気なうちに何が使えるかを知っておく」ことです。
日本には高齢者が自立した生活を続けるための仕組みが数多く用意されていますが、それらは自分から情報を取りに行かなければ、ほとんど知られないままです。
自立した一人暮らしを長く続けるために、大切なのは何でも一人でこなすことではありません。日々の暮らしに役立つ情報を知り、必要なときに自分で選択できることで特に70代からは、健康や住まい、お金、地域の支援サービスなど、知っている情報の幅が暮らしの安心感を左右します。
地域の相談窓口の把握は必須!
体調を崩したときに相談できる医療機関や、日常生活で困ったときに頼れる地域の相談窓口を把握しておくと、いざというときにも落ち着いて行動できます。市区町村の高齢者相談窓口や地域包括支援センターでは、介護や福祉に関する相談を受け付けています。今すぐ支援が必要でなくても、どこに相談すればよいのかを知っておくだけで、将来への不安を軽減できます。
住まいやお金に関する情報も、早めに確認しておくと安心です。
自宅で暮らし続けるための住宅改修や見守りサービス、家事支援、配食サービスなど、自治体や地域によってさまざまな制度があります。利用条件や費用はサービスごとに異なるため、元気なうちに調べておくと、自分に合った選択肢を比較しやすくなります。年金や預貯金を踏まえて毎月の生活費を把握し、医療費や住宅の修繕費など、将来必要になる支出を見込んでおくことも大切です。
情報収集は、インターネットだけに頼る必要はありません。市区町村の広報紙、自治体の窓口、図書館、地域の交流会なども有益な情報源です。
スマートフォンの使い方を身につければ、行政手続きや交通機関の時刻確認、オンラインでの買い物など、日常生活の選択肢も広がります。ただし、制度やサービスの情報は更新されることがあるため、自治体や公的機関の公式情報で確認しましょう。
自立とは、誰にも頼らずに生きることではなく、自分の意思で暮らし方を選び、必要なときには適切な助けを利用できることです。情報を知ることは、将来の選択肢を増やすことでもあります。今から身近な制度や相談先を少しずつ調べ、一人暮らしを続けるための備えを始めましょう。
60代後半から70代前半に起きやすい現実的な変化
多くの人が体感し始めるのは、70代に入ってからです。
・疲れが翌日まで残る
・通院や買い物が少し負担に感じる
・夜中のトイレや浅い眠りが増える
・人と会った後に強い疲労感が出る
これらは要介護状態ではありませんが、「完全に若い頃と同じ生活」が難しくなり始めるサインでもあります。この段階で、どんな支援や選択肢があるかを知っておくことが、その後の安心感につながります。
60代後半から70代前半は、仕事や子育てなど、長年続けてきた役割が変わり、自分の時間が増える一方で、心身の変化を感じやすくなる時期です。以前は難なくできていた買い物や掃除、階段の上り下りが少し負担に感じられたり、疲れが翌日まで残ったりすることもあります。こうした変化を「年齢のせいだから仕方がない」と片づけず、自分の体の状態を知り、早めに対策することが大切です。
注意したい変化の一つが「フレイル」です。
フレイルとは、加齢に伴って心身の活力が低下し、健康な状態と要介護状態の中間にある状態を指します。歩く速度が遅くなる、疲れやすくなる、外出する機会が減る、体重が意図せず減るといった変化が、そのサインになることがあります。フレイルは、早い段階で気づき、適切な対策を取ることで、進行を防いだり、状態の改善を目指したりできるとされています。
もう一つ知っておきたいのが「サルコペニア」です。
これは、加齢などに伴って筋肉量や筋力が低下した状態を指します。筋肉が衰えると、立ち上がる、歩く、重い荷物を持つといった日常動作が難しくなり、転倒や骨折のリスクも高まります。特に一人暮らしでは、体力の低下が買い物や調理、掃除などの負担につながり、生活の範囲が狭くなる可能性があります。
こうした変化を防ぐためには、日々の小さな習慣が役立ちます。
散歩や椅子からの立ち座りなど、無理のない運動を続けることに加え、肉、魚、卵、大豆製品などからたんぱく質を取り、主食や野菜も含めてバランスよく食べることが基本です。また、人との交流や趣味を楽しみ、外出する機会を持つことも、心身の健康を保つうえで大切です。
大事なのは、変化に気づいたときに我慢し続けないことです。
歩きにくさや疲れやすさが続く場合は、かかりつけ医や地域包括支援センターなどに相談してみましょう。60代後半から70代前半は、これからの暮らしを見直すよい機会です。今の体力を知り、できることを少しずつ続けることが、安心して自立した生活を楽しむための土台になります。
ケアマネージャーは「介護が必要になってから」だけではない
ケアマネージャーというと、「介護が始まってから関わる人」という印象が強いかもしれません。しかし実際には、要支援認定を受けた段階から関わることができます。
そもそもケアマネージャーとはひと言で言うと
「高齢者の困りごとを整理して、使える支援を一緒に考えてくれる介護支援専門員」
です。
・最近の体調や生活の様子を聞く
・何が困っていて、何はできているかを整理する
・使える介護サービスや自治体の支援を教えてくれる
・「やりすぎない」「頼りすぎない」形を一緒に考える
つまり、「いきなり介護」にならないための相談役です。
多くの人が「介護が必要になってから会う人」と思っていますが、実際は、要支援1・2、生活に少し不安が出てきた段階から関わることができます。
「最近疲れやすい」「一人暮らしで、この先が少し不安」くらいでも大丈夫です。
ケアマネージャーは、サービスを押しつけない、生活を管理しない、そして本人の希望を最優先する立場です。「まだそこまで頼りたくない」と言えば、それを前提に話を進めてくれます。相談は基本的に無料です。
介護保険の仕組みの中で動いているため、ケアマネへの相談や計画づくりに直接お金を払うことはほぼありません。
ケアマネージャーに相談したい場合、窓口は市区町村ごとに必ずある高齢者の相談窓口や地域包括支援センターに電話をして、
「ケアマネージャーと話がしたい」
「今の生活で使える支援があるか聞きたい」
と伝えれば、担当者につないでくれます。
ケアマネは介護の人ではなく自立を続けるための相談相手です。
「まだ頼るほどじゃない」そう思っている今こそ、一度話を聞いておくと、将来の選択肢がぐっと広がります。
ー60代になったら考えたい「介護保険」。制度や利用条件、申請方法など「介護保険」を徹底解説!
ー70代から備える。老後を健康に過ごすために60代、70代から心がけることとは
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70代一人暮らし向けに“ケアマネに相談するときの聞き方”
ケアマネージャーは介護というよりも“生活の調整役”に近い存在のため、70代前半であっても、体力低下や不安があれば、地域包括支援センターを通じて相談することができます。
多くの自治体では、高齢者向けに以下のような支援を行っています。
・定期的な健康相談
・見守り訪問や電話確認(希望制)
・配食サービス
・外出支援や買い物支援
これらは「介護が必要な人だけ」のものではありません。一人暮らしや高齢のみ世帯であれば、比較的早い段階から利用できるケースもあります。自治体から積極的に案内されることは少なく、自分で問い合わせる必要があります。
何歳くらいから、どんな備えを考えるべきか
現実的な目安として、
65〜69歳:情報収集の段階
70〜74歳:選択肢を実際に検討する段階
75歳以降:状況に応じて支援を組み合わせる段階
と考えると無理がありません。
特に70代前半は、判断力も体力も比較的保たれているため、自分で選び、自分で決めることができます。この時期に備えを整えておくことで、後々の選択肢が広がります。
「頼る」ことと「管理される」ことは違う
支援サービスに抵抗を感じる理由の一つに、「生活を管理されるのではないか」という不安があります。しかし、実際には必要な部分だけを補う形で利用することができます。
すべてを任せるのではなく、
・体調の把握
・生活リズムの確認
・いざというときの連絡手段
など、自立を維持するための補助として考えることが現実的です。
セルフ見守りという“公的支援と自立の間”の選択
自治体やケアマネージャーの支援は心強い一表示ですが、日常の細かな変化まではカバーしきれません。そこで注目されているのが、セルフ見守りです。これは、公的支援と完全な自己管理の中間に位置する考え方です。
・誰かに常時見られるわけではない
・自分の生活を変えなくていい
・異変があったときだけ気づける
という点が、自立した生活を送る70代にぴったりです。
ーセルフで見守る新習慣。アクティブシニアの自立と体調管理とは
ー70代からの体調管理。一人でも安心「セルフ見守り」とは
「何も起きていない今」にできること
体調や生活に大きな問題が起きてからでは、選択肢は限られてしまいます。逆に、元気な今であれば、
・情報を知る
・仕組みを理解する
・自分に合う形を選ぶ
という余裕があります。
自立した暮らしを続けたいのであれば、「何も起きていない今」に備えを持つことが、最も現実的な安心策です。
自立と安心は、段階的に組み立てていく
70代の暮らしに必要なのは、極端な選択ではありません。完全に一人で抱え込むか、全面的に頼るか、その二択ではなく、段階的に支えを組み合わせていくことが可能です。
公的支援を知り、必要に応じて利用しながら、日常はセルフ見守りで整える。そうした現実的な組み立て方こそが、「頼らずに暮らしたい」という思いと、「安心して暮らしたい」という願いを両立させます。
自立した暮らしを長く続けるために、まずは知ることから始めてみてください。
参考サイト
厚生労働省「地域包括ケアシステム」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushikaigo/kaigokoureisha/chiiki-houkatsu/
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」
https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/
※自治体によって利用できるサービスや条件が異なるため、具体的な制度を紹介する際は、お住まいの市区町村の最新情報をご確認ください。
自立したアクティブシニアの体調管理ならセルフ見守り「ピースサインライト」
セルフ見守り「ピースサインライト」は、自分で自分を見守る「セルフ見守りアプリ」です。
毎日スマホに送られてくる体調チェック通知にタップで回答。自分で体調チェックを実施できるので、誰かに管理されているような日常的なストレスがありません。
緊急時は登録されている連絡先にメール送信可能。また体調チェック通知に未応答時は、自動で連絡先にGPS情報を送信。
また、日々の体調管理をサポートするだけでなく、脳トレクイズに答えてたまったポイントをこども食堂支援団体に寄付する取り組みを行っています。
\ピースサインライトの特長/
■ 一人暮らしの高齢者ご本人による「セルフで見守り」
■ 毎日の体調チェック + 脳トレクイズ
■ 未回答時に登録先へ「位置情報付きSMSやメール通知」を送付
■ 体調チェックと脳トレクイズ回答でたまったポイントを子ども食堂運営団体に寄付
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最初の2カ月間は無料でお使いいただけます。じっくり楽しんで続けてください。

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